高齢者(実母の場合)用のiPad miniの設定とは?

便利なiPad mini。でも高齢の方には使いきれないような高度な機能もたくさん。
少しのカスタマイズでぐんと使い易くなったりします。
そんな「高度だけれど使うことのできない」機能を外すことによってもっと操作を簡単にしようと思ったのです。
ここでは、「82歳の母でも使い易いように」ということを念頭において、私がどんなふうに設定したかを紹介します。

さぁ、iPad miniの設定画面を開いてみましょう。

通知

FaceTime以外の通知は切りました。

コントロールセンター

下からスワイプして出てくるのがコントロールセンター。

ロック画面でのアクセス>>許可
App無いでのアクセス>>不許可→メッセージをやりとりしている時に、間違って作動させたくないから。

一般

アクセシビリティ
・3Dタッチ>>OFFに。母には微妙な指加減は無理でした。
・シェイクで取り消し>>OFFに。iPhoneもそうですが、iPad miniも本体を振る(シェイクする)と、直前の動作がキャンセルされます。そういうのはわかりにくいのでOFF。
機能制限
・機能制限の設定をして、「Appの削除」をOFFにしました。アプリを長押しして削除してしまわないようにです。機能制限のパスワードは、いつものパスワードでは無く、「機能制限解除用」に設定しますのでご注意です。

画面と明るさ

・明るさの自動調節>>ON

・手動ロック>>「10分」に→高齢の母にとって、iPad miniの操作に戸惑うことも予想されます。そんなときすぐに電気が切れてしまわないように最大の10分似設定。

・手前に傾けてスリープ解除>>OFF

・文字のサイズ変更>>大きく変更

・文字を太くする>>ON

壁紙

ロック画面と、通常のバックの画面はまるっきり違う画像に設定。今のiPad mini の状態を認識しやすくしようと思いました。 ロック画面のほうは、「グレー」っぽいほうがより「アクティブ状態じゃない感じ」がでて良いかなと思ってグレー画像を使いました。

サウンド

着信音はクラシックの「黒電話」を選びました。
母にとって生活上の電子音「ぴぴっ」「ちりんりんりん」という音は沢山ありすぎて(テレビからだったり、家電からだったり)わかりにくい。 昔から使われている黒電話の音だと「あ、電話だな」とすぐにわかるそうです。

Touch IDとパスコード

・iPhone のロックを解除>>ON。でないと、毎回パスワードを入力することに。そうなると母は面倒がります。

・ApplePay >>OFF

・iTunes AppStore>>OFF

・指紋は5つまで登録可能。出来るだけ「小指」などあまり日常の生活で使わない指の方が良いです。指紋は、手が荒れたりすると変化します。そうすると指紋認証してくれなくなるからです。

Siri

Siri の項目は全てOFFにしました。助かりますが、母には、戸惑ってしまう難しい機能です。

プライバシー

・位置情報サービス>>ON

・自分の位置情報を共有>>私は親と位置情報を共有しています。この情報を共有することで、iPad mini の所在地がわかります。万が一盗まれたりしてもわかる可能性があります。

メッセージ

・iMessage>>ONに。こうすることでメッセージしあえます。もちろん、自分のほうのiMessageもONに。

・低解像度モード>>ONに。出来るだけ通信量を減らしたかったので。

連絡先

連絡先を入力する住所録みたいなアプリがありますよね。そこに、ご自分の情報をきちんと入れておいてください。
そこには「写真」も登録できるようになっています。
ご自分の顔を登録しておくといいかも。電話がなったとき、その人の顔が出てくるので、高齢のかたにとって「あ、●●から電話だな」とわかりやすいのではないでしょうか?

FaceTime

FaceTime>>ONに。AppleIDがここに表示されているか確認。もちろん、自分のほうのFaceTime もONに。


いかがでしたか? 最新の機械をつかって、もっと効率的に、身近に、親とのコミュニケーションを楽しめるといいですよね。